2010年01月27日
『花にもの思う春』


『花にもの思う春』
白州正子著
白州正子の新古今集
片岡仁左衛門と祇園の舞妓との会話をみて
白州正子は・・
「ちょっと襟を直すとか
扇であおぐなどの仕草が入っていて
二人の間に醸し出される
和やかな雰囲気が
たとえようもなく 美しくみえたのである。
それに加えて
話の間のとり方とか
声の抑揚に何とも言えぬ色気があり
つまりそれが「芸」というものだと
納得した次第である」
(本文より)
と書いている。
日常に「芸」があることを教えてくれる
白州の目線。
石ばしる垂水の上のさ蕨(わらび)の
萌えいずる春になりにけるかも
(志貴皇子)
美しい春の詩

from
ヒロミさん
Posted by @pink girls' Member at 11:43│Comments(0)
│本 / 雑誌 / 雑貨 / グッズ